ワーバートン : ギャップチェック トランペット用
マウスピースとトランペットとの適正な組み合わせを知るためのアイテムです。
マウスピースのシャンク末端から楽器本体のリードパイプ先端までの隙間「ギャップ」を測るための器具で、この数値によって次のような傾向が生じます。
●広すぎる場合
低音が詰まるように感じたり、高音域では強い抵抗を感じたりする。
●狭すぎる場合
低音域では息が入りやすくなるが、適度な抵抗感がなくなって、高音域では息がすぐに足りなくなる。
またハイC以上の音が明瞭でなくなり、高音域から下りてきたときに支えのない音になる。
適切なギャップは0.10〜0.15インチ(GYAP CHEKについている目印の線2〜3本程度 ※1メモリ0.05インチ)と言われています。
もちろん例外はありますが、測定値がもしこの範囲に収まっていない場合は、マウスピースを別のものにするか、違うサイズのシャンクを使用するとよいでしょう。
■使用方法
A. #1の写真の様に、プラスチックの黒い輪を外します。
B. Aで外した黒い輪を#2の写真の様にマウスピースに取り付けます。
C. Bで取り付けたマウスピースを写真#3の様に測りたい楽器に取り付けます。
→この時に、マウスピースをしっかりと固定できる位置まで入れ、黒い輪をずらしていきます。
D. しっかりとマウスピースがはまったら、黒い輪が動かないようにマウスピースを外します。
E. 次にギャップチェック本体を#4の写真の様に楽器側に取り付け、リードパイプの先端にギャップチェックが当たるまで押します。
F. リードパイプの先端にギャップチェックが当たったら、丸いネジを回し、固定をし、ギャップチェックを外してください。
G. D.で取り外したマウスピースと、F.で外したギャップチェックを#5の写真の様に並べ、ギャップチェック側のメモリを確認します
H. Gで確認したメモリの個数がマウスピースとリードパイプ先端とのギャップ数値となります。
※マウスピースと楽器本体は付属しません
※ギャップの差による、吹奏感の傾向は、個人差があり、ワーバートンが推奨している数値はあくまで目安となります。予めご了承ください